【真似するだけ】建売キッチンの収納アイデア決定版|プロの思考で毎日の料理を楽にする仕組み作り

【真似するだけ】建売キッチンの収納アイデア決定版|プロの思考で毎日の料理を楽にする仕組み作り 収納・片付け・DIY
Photo by Sergey Shulga on Unsplash

物が増えてごちゃつくキッチン、毎日の料理や片付けにストレスを感じていませんか?「なんとかしたい」と思っても、どこから手をつけていいか分からなくなりますよね。

こんにちは、smartnavi編集部の水野です。私も以前は、仕事と育児に追われ、キッチンの引き出しを開けるたびにため息をついていました。

実は、その悩みの根本原因は「収納グッズ」ではなく、あなたのキッチンに合った「収納の仕組み」がないことかもしれません。

この記事では、インスタ映えするだけの断片的なアイデア集ではありません。整理収納アドバイザーが実践する、プロの思考法に基づいた「収納システム」の作り方を、ゼロから徹底解説します。

読み終える頃には、もうアイデア探しに疲れることはありません。あなたのキッチンに合った収納の全体像が描け、何から手をつければ良いかが明確になっています。

なぜ、あなたのキッチンは片付かない?収納迷子の3つの落とし穴

「頑張って片付けているはずなのに、なぜかすぐに散らかってしまう…」
以前の私も、まさにそうでした。実は、片付かないキッチンには共通する「落とし穴」があるんです。もし一つでも当てはまったら、それはあなたの頑張りが足りないのではなく、やり方が少し違うだけかもしれません。

落とし穴①:とりあえず収納グッズを買ってしまう
「このケースを使えばスッキリしそう!」と100円ショップや雑貨店で収納グッズを先に買ってしまうパターンです。私も昔、白いケースを大量に買い込んで満足した経験があります。でも、いざ家に帰って入れてみると、サイズが微妙に合わなかったり、ケースがあることで逆にかさばってしまったり…。これは、多くの人が経験する失敗です。「シンク下がカオスで…」というご相談の裏には、こうした失敗経験が隠れていることが少なくありません。

落とし穴②:動線を考えずに空いた場所に詰め込んでいる
とりあえず空いているスペースに物を詰め込んでしまうのも、よくある落とし穴です。例えば、コンロで使うフライパンがシンクの下の奥深くにあったり、毎日使うお米がパントリーの一番上にあったり。これでは、料理のたびにあちこち移動する必要があり、無駄な動きが増えてしまいます。キッチンが使いにくいと感じる原因は、この「動線」が無視されているケースがほとんどなのです。

落とし穴③:全てのモノを一軍として扱っている
めったに使わない来客用の大皿も、毎日使うお茶碗も、同じ食器棚の一番取りやすい場所にある。そんなことはありませんか?キッチンにある全てのモノを同じように大切にすると、結果的に毎日使う「一軍」のモノが取り出しにくくなってしまいます。使用頻度を考えずに収納することは、スタメンもベンチも全員グラウンドに出ているようなもの。これでは、試合(日々の料理)がスムーズに進むはずがありませんよね。

皆さん、同じようなことで悩んでいるんですよ。でも大丈夫です。これらの落とし穴は、次に紹介する「プロの思考法」で必ず抜け出すことができます。

もうアイデアを探さない!プロの「収納システム」構築 3ステップ

ここからは、この記事の最も重要な部分です。断片的なアイデアに頼るのではなく、どんなキッチンにも応用できる「収納システム」を構築するための、プロが実践する3つのステップを解説します。この順番が、成功への最短ルートです。

Step1:【思考の整理】全部出して「使うモノ」だけを選ぶ

全ての基本は、ここから始まります。収納改善はグッズ購入からではなく、まずキッチンのモノを「全部出し」て、本当に必要なモノを選ぶ「思考の整理」から始めることが最も重要です。

なぜなら、自分が何をどれだけ持っているかを把握しない限り、正しい収納計画は立てられないからです。引き出し一つ、棚一段からで構いません。まずは中身を全て出して、以下の3つに分類してみましょう。

  1. 一軍(毎日〜週に数回使うモノ)
  2. 二軍(月に数回使うモノ)
  3. 三軍(年に数回しか使わない/使っていないモノ)

この作業をすることで、「こんなものがあったんだ」「これはもう1年以上使っていないな」といった発見が必ずあります。ここで思い切って三軍のモノを手放すか、別の場所(パントリーの奥など)に移すことで、本当に大切な一軍・二軍のモノのためのスペースが生まれるのです。

Step2:【仕組み化】料理の動線に沿って「定位置」を決める

モノの厳選が終わったら、次はいよいよ「仕組み化」の核となる「動線設計」です。効率的な「仕組み化」を実現するための最重要手段が、この動線設計に他なりません。

難しく考える必要はありません。あなたが料理をするときの動きを思い出してみてください。「冷蔵庫から食材を出す → シンクで洗う → 調理台で切る → コンロで加熱する → 盛り付ける」。この一連の流れが「動線」です。

この動線に沿って、「使う場所の近くに、使うモノを置く」のが鉄則です。

  • シンク周り: ザル、ボウル、洗剤、スポンジ
  • 調理台周り: 包丁、まな板、菜箸、調味料(塩、砂糖など)
  • コンロ周り: フライパン、鍋、おたま、フライ返し、油

このように、モノの「定位置」を動線に基づいて決めていきます。さらに、モノを「グルーピング」、つまり仲間分けして収納すると、格段に使いやすくなります。「粉ものセット(小麦粉、片栗粉など)」「お弁当作りセット(カップ、ピックなど)」のように、一緒に使うモノをカゴなどにまとめるのがおすすめです。このグルーピングは、先ほど分類した「使用頻度」という客観的な基準に基づいて行うのが基本です。

Step3:【グッズ選び】サイズを測ってから「最適な入れ物」を買う

ここまで来て、ようやく収納グッズの出番です。多くの専門家が指摘するように、初心者はまずモノを厳選し、その量と収納場所のサイズを正確に測ってから収納用品を買うべきです。

収納したい場所の「幅・奥行き・高さ」をメジャーで測り、メモしてお店に向かいましょう。先にケースを買ってしまうと、そのケースに合わせてモノを収めることになり、本質的な解決にはなりません。

✍️ 一言アドバイス

【結論】: 収納グッズは「シンデレラフィット」を狙いすぎず、少し余白のあるサイズを選びましょう。

なぜなら、この点は多くの人が見落としがちで、ピッタリすぎると指が入らず逆に取り出しにくくなったり、少しモノが増えただけで収まなくなったりするからです。収納とは「詰め込む」ことではなく「出し入れしやすくする」こと。この思考の変化が、あなたのキッチンを本当に使いやすくする鍵になります。この知見が、あなたの成功の助けになれば幸いです。

【場所別】建売キッチンあるある!お悩み解決アイデア実践集

それでは、H2-2で解説した「収納システム構築3ステップ」を、多くのご家庭で悩みの種となっている具体的な場所でどのように実践していくか、写真(イメージ)と共にご紹介します。

お悩み①:シンク下|湿気と配管でカオス化

奥行きがあって配管が邪魔な「シンク下」は、ファイルボックスを使った「立てる収納」が最も有効な解決策となります。ニトリの調査によれば、キッチンで収納に困っている場所として「シンク下」は常に上位にランクインします。

  • Before: フライパンや鍋が積み重なり、下のものを取り出すのが一苦労。洗剤ストックもごちゃ混ぜになっている状態。
  • After: ファイルボックスや専用スタンドを使い、フライパンやフタを一つずつ立てて収納。どこに何があるか一目瞭然で、片手でサッと取り出せるようになります。洗剤や掃除用品は、種類ごとにカゴでグルーピングするとスッキリします。

お悩み②:コンロ周り・引き出し|調味料でごちゃごちゃ

毎日使う調味料や調理器具が集まるコンロ周りは、いかに効率よく配置するかが時短の鍵です。

  • Before: 様々なサイズの調味料ボトルが乱雑に置かれ、使いたいものがすぐに見つからない。引き出しの中では調理器具が絡まっている。
  • After: 塩や砂糖などよく使う調味料は、同じデザインの容器に入れ替えてコンロ脇の引き出しへ。引き出しの中は、仕切りトレーを使って菜箸、おたま、フライ返しなどの定位置を決めます。これにより、調理中に探す手間がなくなります。

お悩み③:食器棚|奥の皿が取り出せない

食器棚もまた、奥行きをどう攻略するかがポイントです。

  • Before: 食器を平積みにしてしまい、奥や下の皿が取り出せない「化石化」した食器が生まれている。
  • After: ディッシュラック(コの字ラック)を使って棚の空間を上下に分割し、収納力を2倍に。お皿は重ねすぎず、種類ごとに分けて収納します。使用頻度の高い一軍の食器は、最も取りやすいゴールデンゾーン(目線から腰の高さ)に配置するのが鉄則です。

📊 比較表
表タイトル: 【徹底比較】キッチン収納の三種の神器!ファイルボックスどれを選ぶ?

特徴 無印良品 (ポリプロピレンスタンドファイルボックス) ニトリ (A4ファイルケース Nオール) セリア (A4ファイルスタンド)
素材 ポリプロピレン(半透明) ポリプロピレン(ホワイト) ポリプロピレン(ホワイト)
サイズ展開 豊富(A4、ワイド、1/2など) 2種類(レギュラー、ワイド) 1種類(A4)
価格帯 約590円〜 約399円〜 110円
おすすめ用途 サイズを揃えて統一感を出したい場所。書類から鍋まで多用途に。 フライパンや重いものをしっかり収納したいシンク下。 コストを抑えたい場所。軽いもの(保存袋、トレーなど)の整理に。
ポイント シンプルで丈夫。長年使える定番品。 持ち手穴があり、引き出しやすい。 とにかく安い。気軽に試せる。

 

よくある質問(FAQ)

最後に、収納改善を始めようとする皆さまからよくいただく質問にお答えします。

Q1. 全部出す時間がありません。少しずつでもできますか?

A1. もちろんです!完璧を目指さなくて大丈夫です。まずは「カトラリーの引き出しだけ」「調味料の棚だけ」というように、小さな範囲から始めてみてください。一つの成功体験が、次のステップへのモチベーションになります。週末に15分だけ、と時間を決めて取り組むのもおすすめですよ。

Q2. 家族が協力してくれない時はどうすれば?

A2. これは切実な問題ですよね。ご家族に協力を求める際は、「片付けて!」と指示するのではなく、「みんなが使いやすいように、モノの住所を決めたいんだけど、どこにあったら便利かな?」と相談ベースで話してみるのが効果的です。ラベリングをして誰にでも分かるようにするのも、リバウンドを防ぐ大切なポイントです。

Q3. どうしても物が多くて入りきらない場合は?

A3. 全てのモノをキッチンに収める必要はありません。使用頻度が極端に低いモノ(年に一度しか使わない重箱や来客用の大量の食器など)は、思い切ってパントリーや押し入れ、天袋など、キッチン以外の場所に移動させる「二軍置き場」を作ることを検討してみてください。キッチンの収納は、あくまで「毎日使う一軍」のためのスペースだと割り切ることが大切です。

まとめ:さあ、あなたのキッチン革命を始めよう

キッチンの使いやすさは、収納グッズの数ではなく「仕組み」で決まります。今日お伝えした3つのステップを、ぜひ思い出してください。

  1. 【思考の整理】 まずは「全部出し」て、本当に使うモノを選ぶ。
  2. 【仕組み化】 料理の「動線」に沿って、モノの定位置を決める。
  3. 【グッズ選び】 「サイズを測ってから」最適な収納グッズを買う。

完璧を目指さなくて大丈夫。まずは引き出し一つからで構いません。あなたのキッチンは、必ずもっと使いやすくなります。この記事が、あなたの毎日の家事を少しでも楽にするきっかけになれたら、これほど嬉しいことはありません。

さあ、まずはこの週末、一番気になる引き出しを1つだけ「全部出し」てみませんか?この記事をブックマークして、いつでも手順を見返せるようにしてくださいね。

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