「冷蔵庫を開けるたび、ごちゃごちゃで溜め息…」「また食材をダメにしちゃった…」毎日忙しい中で、そんな罪悪感とストレスを感じていませんか?
実はその問題、あなたの収納テクニック以前の「仕組み」がないことが原因かもしれません。
こんにちは、smartnavi編集部の大木です。この記事では、小手先の技ではなく、夫や子供が自分で物を出し入れできる「リバウンドしない仕組み」の作り方を私が徹底解説します。
読み終える頃には、あなたも「これなら我が家でもできる!」と、冷蔵庫整理の第一歩を踏み出す自信が持てるはずです。
なぜすぐ散らかる?冷蔵庫収納で“頑張るほどリバウンド”する3つの落とし穴
「頑張って片づけても、どうせ夫がぐちゃぐちゃにするし…」個別相談で、本当に多くの方から伺うお悩みです。その気持ち、痛いほどわかります。でも、もしかしたらその原因は、ご家族ではなく、収納の「やり方」にあるのかもしれません。
実は、冷蔵庫収納で失敗してしまう方には、共通する3つの“あるある”な落とし穴があるんです。
- 落とし穴①:見た目だけを追求する「完璧主義」の罠
SNSで見かけるような、白や透明のケースで統一された美しい冷蔵庫。憧れますよね。でも、見た目の美しさだけを追い求めると、中身が分かりにくくなったり、家族がルールを覚えられなかったりして、結局は使いにくい収納になってしまいます。 - 落とし穴②:家族の動線を無視した「自己満足」の罠
あなたにとっては完璧な収納場所でも、背の低いお子さんには届きにくかったり、ご主人がよく飲むビールの場所が奥深くにあったり…。家族の身長や行動パターンを無視した収納は、「ママ、あれどこー?」の質問攻めを生み出し、結局あなたの家事負担を増やしてしまいます。 - 落とし穴③:採寸前の「とりあえずグッズ買い」の罠
「片づけよう!」と意気込んで、まず100均で収納ケースをたくさん買ってしまう…。これもよくある失敗です。冷蔵庫の奥行きや棚の高さに合わず、かえってデッドスペースを生んでしまうことも少なくありません。
これらの失敗に共通しているのは、家族みんなが無理なく使える「仕組み」が不在であるという点です。あなたのせいではありません。仕組みさえ作れば、冷蔵庫の悩みは驚くほど軽くなるんですよ。
もう失敗しない!家族が自分で動く“冷蔵庫の仕組み”作り3つの鉄則
リバウンドしない冷蔵庫収納のゴールは、見た目の美しさではなく、「家族の誰もが、迷わず、無理なく使える仕組み」を作ることです。そのために、絶対に押さえてほしい3つの鉄則をご紹介します。
鉄則1:【空間の仕組み】「7割収納」で余白を作る
まず最も大切なのが、冷蔵庫の中身を常に7割程度に保つことです。パンパンに詰め込まれた冷蔵庫は、奥にあるものを忘れやすく、賞味期限切れの原因になります。「7割収納」を心がけることで庫内の見通しが良くなり、結果的に食品ロスの削減に繋がります。
家庭から出る食品ロスのうち47%が手つかずの食品(直接廃棄)である
出典: 令和3年度食品ロス量推計値の公表について – 農林水産省, 2023年6月9日
7割収納は、探し物がすぐに見つかるだけでなく、冷気の循環も良くなり電気代の節約にも繋がる、まさに一石二鳥の仕組みなのです。
鉄則2:【場所の仕組み】「ざっくり定位置」と「ゾーニング」
「これはここ!」というモノの住所、つまり定位置管理が基本です。しかし、厳密すぎると続きません。大切なのは「ざっくり」でOKとすること。「乳製品はこの段」「粉物はこのカゴ」といった大まかなルールで十分です。
さらに、用途別にエリアを分ける「ゾーニング」という考え方が非常に有効です。例えば、「パン、ジャム、バター」を一つのトレーにまとめた「朝食セット」を作っておけば、朝の忙しい時間にトレーごと取り出すだけで準備が完了します。用途別に「ゾーニング」することは、調理時の動線を減らし時短家事を実現するための重要な手段です。
鉄則3:【人の仕組み】「ラベリング」で家族を巻き込む
そして、仕組み作りの仕上げが「ラベリング」です。「定位置管理」を家族に徹底させるための最も効果的な手段が、誰が見てもわかる「ラベリング」なのです。
「調味料」「ごはんのお供」といった文字だけでなく、まだ字が読めないお子さんのためにイラストシールを貼るのも素晴らしい工夫です。このひと手間で、「ママ、あれどこ?」が劇的に減り、家族が自分で物を出し入れする習慣が身につきます。
今日からできる!冷蔵庫“仕組み化”実践5ステップ&目的別おすすめグッズ
理論がわかったら、次はいよいよ実践です。週末の1〜2時間を使って、以下の5ステップで進めてみましょう。
ステップ1:全部出す
まずは冷蔵庫の中身を全てテーブルの上などに出します。この作業によって、今あるものを全て把握でき、忘れ去られていた賞味期限切れの食品を発見できます。
ステップ2:仕分ける
出した食品を「毎日使う」「時々使う」「賞味期限が近い」「処分するもの」などに分類します。この仕分け作業を通じて、ご家庭の食生活のクセが見えてきます。
ステップ3:ゾーニング(グループ分け)
ステップ2で分けたものを、さらに使い方でグループ分けします。これが「ゾーニング」です。
- 朝食セット(パン、ジャム、バター)
- ごはんセット(ごはんのお供、ふりかけ、梅干し)
- お弁当セット(冷凍食品、ミニトマト)
- 粉物セット(小麦粉、片栗粉)
- こどもゾーン(ヨーグルト、ゼリー、ジュース)
このように、ライフスタイルに合わせてグルーピングすることが、作り置きや下ごしらえした食材を効率的に管理するための実践テクニックにもなります。
ステップ4:定位置を決める
ゾーニングしたグループを、冷蔵庫のどこに置くか「定位置」を決めます。
- 使用頻度の高いもの:目線の高さのゴールデンゾーンに
- 子供のもの:子供の手が届く下段に
- 賞味期限の近いもの:「お早めに」ボックスを作るのも有効です
✍️ 一言アドバイス
【結論】: 収納ケースを買うのは、この「定位置」を決めた後です!
なぜなら、この点は多くの人が見落としがちで、「とりあえず100均で収納ケースを大量買いしたものの、冷蔵庫のサイズに合わず、かえってスペースを無駄にしてしまった」という失敗が後を絶たないからです。必ず棚のサイズを測ってから、必要な分だけ購入しましょう。この知見が、あなたの成功の助けになれば幸いです。
ステップ5:ラベリングする
最後に、決めた定位置が誰にでもわかるようにラベルを貼ります。マスキングテープに手書きするだけでも十分です。これで、家族が自分で物を探し、自分で戻せる「仕組み」が完成します。
目的別!おすすめ収納グッズ比較
収納グッズは、手軽に試せる選択肢である100均から始めるのがおすすめです。慣れてきて統一感を出したくなったら、無印良品やニトリといった選択肢を検討すると良いでしょう。
📊 比較表
表タイトル: 【目的別】冷蔵庫収納グッズ比較(100均・無印良品・ニトリ)
| 特徴 | 100均 (ダイソー, セリアなど) | 無印良品 | ニトリ |
|---|---|---|---|
| 価格 | ◎ (非常に安い) | △ (やや高め) | 〇 (手頃) |
| おすすめな人 | とにかく低コストで試したい人 | デザインの統一感を重視する人 | 機能性と価格のバランスを求める人 |
| 代表アイテム | 「キレイストッカー」 「薬味チューブホルダー」 |
「ポリプロピレン整理ボックス」 | 「冷蔵庫整理トレー Nブラン」 |
| メリット | ・気軽に始められる ・種類が豊富 |
・サイズ展開が豊富 ・シンプルで美しい |
・抗菌仕様など機能性が高い ・取っ手付きなど使いやすい |
| デメリット | ・耐久性は高くない ・廃盤になることがある |
・価格が高い | ・デザインの選択肢は少なめ |
冷蔵庫収納のよくあるお悩みQ&A
最後に、よくいただくご質問にお答えします。
Q1. どうしても夫や子供が協力してくれません。
A1. 無理強いするのは逆効果かもしれません。まずは「パパのビールは、一番取りやすいこの場所にしたよ!」のように、ご家族にとってのメリットを伝えてみてください。また、ラベリングを一緒に作ったり、「こどもゾーン」のおやつは自分で取っていいよ、とルールを作ったりすることで、ゲーム感覚で参加を促すのも効果的です。仕組みが整えば、自然と協力してくれるようになりますよ。
Q2. 作り置きや下ごしらえした食材はどう管理すればいいですか?
A2. 透明な保存容器を使い、中身と作った日付をマスキングテープに書いて貼っておくのが基本です。さらに、それらを一つのトレーにまとめて「作り置きセット」としてグルーピングしておくと、献立を考える時にトレーごと取り出せて便利です。何があるか一目でわかるので、使い忘れも防げます。
Q3. 野菜室や冷凍庫の「仕組み化」のコツはありますか?
A3. 野菜室も冷凍庫も、基本は「立てる収納」です。ブックスタンドやファイルボックスを使って仕切りを作り、野菜や冷凍した食材を立てて収納することで、上から見た時に何があるか一目瞭然になります。特に冷凍庫は、立てる収納にすることで埋もれて化石化するのを防げます。
まとめ:完璧じゃなくて大丈夫。まずは小さな一歩から
冷蔵庫収納で最も大切なのは、完璧なテクニックではなく、あなたと家族みんなが毎日少しだけ楽になる「仕組み」を作ることです。
大丈夫、最初から完璧じゃなくていいんです。まずはドアポケットの一段から整理してみませんか?
その小さな一歩が、明日のあなたの心の余裕に繋がります。
まずはこの記事をブックマークして、週末に「冷蔵庫の中身を全部出す」ことから始めてみましょう!


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