「毎朝、使うものがすぐに見つからなくてイライラ…」「片付けてもすぐに家族が散らかしてしまう…」そんな洗面所の悩みを抱えていませんか?
実はその原因、収納スペースが足りないからではなく、ご自宅の洗面所が「散らかる仕組み」になっているからかもしれません。
こんにちは、smartnavi編集部の伊藤です。私自身も2人の子育て中で、以前は片付けても片付けても元通りになる洗面所に頭を悩ませていました。
この記事では、単なるおしゃれな収納アイデアの羅列ではありません。あなたの洗面所の「散らかる根本原因」を根本から解消し、家族みんなで“キレイが続く仕組み”を作る、本当に現実的な方法だけを厳選してご紹介します。
この記事を読み終える頃には、もう収納でリバウンドしない、スッキリと気持ちのいい洗面所への確かな第一歩を踏み出せるはずです。
なぜ? 我が家の洗面所が「いつも散らかっている」3つの根本原因
整理収納のご相談を受けていると、「おすすめの収納グッズは何ですか?」というご質問を本当によくいただきます。そのお気持ち、痛いほど分かります。でも、少しだけ立ち止まってみてください。なぜ、私たちの洗面所はすぐに散らかってしまうのでしょうか。
よくあるご相談ですが、多くのご家庭に共通する原因は、実はたった3つに集約されます。
- モノの「住所」が決まっていない
ハサミを使ったら引き出しに、ペンを使ったらペン立てに戻しますよね。それと同じで、洗面所の歯ブラシ、化粧水、ドライヤー、洗剤のストック…一つひとつのモノに「ここがあなたの定位置だよ」という住所を決めてあげないと、モノはあっという間に迷子になり、散らかりの原因になります。 - 使う場所としまう場所が遠い(動線が悪い)
例えば、お風呂上がりに使うバスタオルが、洗面所から遠い廊下の収納にしかなかったらどうでしょう?面倒になって、つい近くの洗濯機の上にポイっと置いてしまいがちです。このように、使う場所としまう場所が離れている「動線の悪さ」が、無意識のうちに「出しっぱなし」を生んでいるのです。 - 「とりあえず置き場」が存在する
洗面台の隅や洗濯機の上など、「あとで片付けよう」と一時的にモノを置くスペースはありませんか?この「とりあえず置き場」こそが、散らかりを増殖させる最大の原因です。一つモノが置かれると、家族も「ここに置いていいんだ」と安心してモノを重ねてしまい、あっという間にカオスな状態になってしまいます。
実は、こうした片付かない状況が、私たちの心にも影響を与えているというデータがあります。
家が片付いていない状態に対して、58.7%の人が「イライラする」と回答しています。
出典: LIXIL「住まいの収納・片付けに関する意識調査」 – 株式会社LIXIL, 2022年12月14日
毎日の小さなイライラを解消するためにも、まずは「なぜ散らかるのか」という原因をしっかり見つめることが、解決への一番の近道なのです。
もうリバウンドしない!「キレイが続く仕組み」を作る3つの原則
散らかる原因がわかったら、次はいよいよ解決策です。小手先のテクニックに頼るのではなく、リバウンドを防ぐための「仕組み」そのものを構築しましょう。そのために不可欠な3つの原則をご紹介します。
原則1: 動線を制する者は収納を制す
最も重要な原則は「動線」、つまり人が家の中で動く経路を最適化することです。洗面所では「顔を洗う→タオルで拭く」「洗濯する→干す」といった一連の動作がスムーズに行えるよう、使うモノを使う場所のすぐ近くに配置します。この動線を意識するだけで、モノの出し入れが格段に楽になり、自然と「出しっぱなし」がなくなります。
原則2: 使用頻度で「グルーピング」する
良い動線を作るための具体的なテクニックが「グルーピング」です。これは、関連するアイテムを一つのグループにまとめること。例えば、「洗顔セット(クレンジング、洗顔料、ヘアバンド)」「お風呂上がりセット(化粧水、乳液、ボディクリーム)」のように、使う目的やタイミングが同じモノをカゴやトレーにまとめるのです。こうすることで、必要なモノを一度にサッと取り出せ、片付ける時もそのカゴを戻すだけ。家族の誰にとっても分かりやすい収納が実現します。
原則3: 「8割収納」で心とスペースに余白を作る
収納スペースにモノをぎゅうぎゅうに詰め込んでいませんか?パンパンの状態では、モノの出し入れがしにくく、結局は使わなくなってしまいます。理想は、収納スペースの8割程度にモノを収めること。残りの2割の「余白」が、新しいストックを買った時の一時保管場所になったり、モノをスムーズに出し入れするための「ゆとり」になります。この余白が、心の余裕にも繋がるのです。
【場所別】プロが実践する!明日から真似できる収納アイデア決定版
それでは、ここからは「キレイが続く仕組み」を作るための具体的なアイデアを、洗面所の3つの主要な場所別にご紹介します。ご自宅の状況と照らし合わせながら、取り入れられそうなものから試してみてください。
✍️ 一言アドバイス
【結論】: 収納グッズを買う前に、必ず収納したい場所の「幅・奥行き・高さ」をメジャーで正確に測ってください。
なぜなら、この採寸という一手間を惜しんだ結果、「せっかく買ったのにサイズが合わなかった…」という失敗は、本当によくあるご相談だからです。おしゃれな収納グッズへの衝動買いはぐっとこらえ、まずは現状把握から始めることが成功への最短ルートです。この知見が、あなたの成功の助けになれば幸いです。
1. 「洗面台下」のごちゃごちゃはファイルボックスで解決
配管が複雑で使いにくい洗面台下の収納は、多くの方が悩む場所です。この場所で最も効果的なアイテムが、無印良品などで手に入る「ファイルボックス」です。
- なぜファイルボックスなのか?: ファイルボックスは様々なサイズ展開があるため、ごちゃごちゃした配管を避けながらスペースを四角く区切ることができます。高さと奥行きを活かせるため、空間を無駄なく使えます。
- 使い方: 洗剤のストック、掃除用品、シャンプーの詰め替えなど、カテゴリーごとにファイルボックスを分けます。取っ手付きのタイプを選べば、奥にあるモノも簡単に引き出せます。
2. 「洗濯機周り」のデッドスペースは浮かせる収納で攻略
洗濯機の上や横は、見過ごされがちなデッドスペースの宝庫です。この空間の課題を解決する具体的な手法が、「浮かせる収納」です。
- マグネット式の活用: 洗濯機がスチール製の場合、山崎実業のtowerシリーズに代表されるマグネット式のラックや収納ケースが非常に便利です。洗剤ボトルや洗濯ネット、ハンガーなどを洗濯機の側面にスッキリと収納できます。
- 突っ張り棒の活用: 洗濯機の上に棚がない場合でも、突っ張り棒や突っ張り棚を設置すれば、簡単に収納スペースを生み出せます。タオルや着替えの一時置き場として大活躍します。賃貸住宅で壁を傷つけられない場合でも、この突っ張り棒は原状回復が可能なため、安心して導入できる解決策です。
3. 「壁面」は“見せる”と“隠す”のメリハリで活用
洗面所の壁も貴重な収納スペースです。壁面収納は、「見せる収納」と「隠す収納」を使い分けるのがおしゃれに仕上げるコツです。
- 見せる収納: 使用頻度が高く、デザイン性のあるモノ(お気に入りのハンドソープやタオルなど)は、壁付けのシェルフにあえて「見せる収納」を。空間に彩りと抜け感が生まれます。
- 隠す収納: 歯ブラシや化粧品など、生活感が出やすいものは鏡裏の収納や扉付きのウォールキャビネットに「隠す収納」を。扉を閉めればスッキリとした印象を保てます。
📊 比較表
表タイトル: 人気ブランド別・洗面所収納グッズの特徴比較
| ブランド | 特徴 | こんな人におすすめ | 代表的なアイテム |
|---|---|---|---|
| 無印良品 | 【汎用性】 シンプルでモジュールが統一されており、組み合わせやすい。 | 機能的で飽きのこないデザインを求める人。家全体で収納を統一したい人。 | ポリプロピレンファイルボックス、やわらかポリエチレンケース |
| ニトリ | 【価格】 手に取りやすい価格帯で、種類が豊富。 | コストを抑えつつ、様々な収納の悩みを解決したい人。 | Nインボックス、突っ張り棚 |
| 山崎実業 tower | 【デザイン性】 洗練されたデザインと、かゆい所に手が届く機能性。 | 生活感をなくし、スタイリッシュな空間を作りたい人。 | マグネット洗濯機サイドラック、フィルムフックディスペンサーホルダー |
よくある質問(FAQ)
最後に、お客様からよくいただくご質問にお答えします。
Q. 家族が協力してくれません。どうすればいいですか?
A. とても重要で、切実なご質問ですね。家族を巻き込むコツは、「分かりやすさ」と「楽さ」です。まず、どこに何があるか一目で分かるように、収納ボックスにラベリングをしてみてください。「タオル」「パパのシェーバー」など、誰が見ても分かる言葉で書くのがポイントです。そして、「引き出すだけ」「置くだけ」といったワンアクションで片付けられる仕組みを作ると、自然と協力してくれるようになります。
Q. 「見せる収納」をおしゃれにするコツは?
A. コツは「色や素材のトーンを揃えること」です。例えば、タオルは白やグレーで統一する、ディスペンサーボトルは同じシリーズで揃える、といった少しの工夫で、驚くほどスッキリと洗練された印象になります。一度に全部揃える必要はありません。少しずつお気に入りを増やしていくのも楽しいですよ。
Q. 掃除のしやすさを考えると、どんな収納がいいですか?
A. 素晴らしい視点です!掃除のしやすさを最優先するなら、断然「浮かせる収納」がおすすめです。洗面台に直接ハンドソープなどを置かず、壁掛けのホルダーを使ったり、収納棚を床置きではなく壁付けにしたりすることで、床やカウンターを拭く際にモノをどかす手間が一切なくなります。日々の掃除が格段に楽になりますよ。
まとめ:さあ、理想の洗面所への第一歩を踏み出しましょう
この記事では、洗面所が散らかる根本原因の分析から、リバウンドしない「仕組み作り」の3原則、そして明日から真似できる具体的な収納アイデアまでを詳しくご紹介しました。
大切なのは、一度にすべてを完璧にやろうとしないことです。まずは「洗面台の下のストック品をファイルボックスで整理してみる」など、ご自身が一番気になっている場所から、小さな一歩を始めてみませんか?
モノの住所を決め、動線を整え、家族みんなが使いやすい仕組みを作ること。その積み重ねが、あなたの毎日の小さなイライラを解消し、心にゆとりのある暮らしへと繋がっていくはずです。
さあ、この記事を参考に、まずはご自宅の洗面所の「散らかる原因」探しから始めてみましょう!


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